2022年12月1日木曜日

『12月・・奥の細道はとっても広い 師走』

  先月に続き全国学校保健・安全研究大会で岩手県は盛岡市に行ってまいりました。大会報告には興味ないでしょうからそれ以外の話をしますね(ちゃんと大会に出席してからの帰り道の話ですよ!念のため)。岩手県と言えば、名所旧跡も多く、おいしい牛肉、海の幸など枚挙に暇がありませんが、その中で代表格と言ってもよいのが世界遺産「金色堂」のある上段写真の「中尊寺」。見事な紅葉の中、境内では大臣表彰から小学生の作品まで、それはそれは立派な菊が展示されており見どころ満載でした。下段はご存じ名菓「かもめの玉子」。左の紅白の2つは岩手県歯科医師会主催の講演会でお土産に頂きました。佐藤保会長ありがとうございました。右端の特別感のある黄金かもめの玉子は駅で見つけて物珍しさでつい購入。先月掲載した信玄餅「極」のような希少なお土産になることを期待してます。(^^)

金色堂のお隣にある中尊寺経蔵(建材は創建時1122年のものを使っていて国内最古です)
黄金かもめの玉子は中身も多層になっていて一味違います。値段もそれなりでした。

2022年11月1日火曜日

『11月・・ウォーリーを捜せ? 霜月』

 秋になると各地で様々な大会が開かれて出張が多くなります。今回はシンポジストという役目もあったので(自慢しているわけではありませんよ)全国学校歯科保健研究大会in山梨に行ってまいりました。会場の県民ホールに着いて受付から発表者控室まで案内していただいたのですが(決して自慢しているわけではありませんよ)結構な距離を歩きました。そこではセキュリティのために要所要所に担当の先生がいらっしゃってその人数も半端ではありません。大会が無事終わって最後に関係者で壇上に集まり記念撮影をパチリ(これでも全員ではないのです)。大会を開いてくださった三森幹夫会長をはじめ、山梨県歯科医師会の先生方本当にありがとうございました。さてこの中に、ちゃっかり私も入っているのですが見つけられるかなぁ。(^^)

               私だけ口元を隠しています

現地でもなかなか手に入らない信玄餅の「極(きわみ)」です

2022年10月1日土曜日

『10月・・声出ません 神無月』


数日前...「先生、まさか声変わりですかぁ?」と、衛生士さんに言われる程のしゃがれた声。
2〜3日前から咽喉に多少の痛みを感じていたものの、平熱で体調も悪くなかったので時節柄心配な新型コロナウイルス抗原検査(結果は陰性)のみ実施して放っておきました。
その翌朝から、とうとう不養生のツケが回り「おはよう」が、声にならず息もれ状態。
慌てて近所の耳鼻咽喉科のお医者様に駆け込み、PCR検査(陰性)やら、内視鏡検査やらで診断結果は「副鼻腔炎(蓄膿症)」!

副鼻腔とは顔を構成する骨の中にある空洞のことで、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞、上顎洞の4種類。この中で一番大きなものが上顎洞(左右の頬の内側にあります)で、中が透けて見えるくらい薄い骨で囲まれていて歯科となじみ深い場所です。
健康な状態では、鼻の中に出口が開いていて鼻汁が出てきますが、ここに炎症が起きてウミがたまると上顎の歯が痛くなったり、物が見えにくくなったり(膨張して歯の根元や眼球を圧迫するからです)することがあります。私の場合、後鼻漏(ウミが喉に伝わって咽頭炎や’気管支炎)のため声帯が腫れてしまっていました。抗生物質薬の服用で今は順調(過ぎるほど)に鼻汁も出るようになり、ティッシュと友達になりながら過ごしています。

2022年9月1日木曜日

『9月・・夏休みの宿題にしては 長月』

本日91日に、新学期が始まる学校は多いのではないでしょうか。夏休みの宿題で作った工作を風呂敷に包んで登校したことを思い出します。家の前の道も舗装されていませんでしたが、通る車も少なかったなぁ。写真はその頃の・・・・・・ジオラマです。

私の夏休みの工作でもありません。作成されたのは、会でご一緒している先生のご親戚にあたる薬剤師さん。ご実家は宮大工さんだそうです。少し話は逸れますが、学校での保健教育では学校医、学校歯科医、学校薬剤師の3師で児童生徒の健康維持増進に関する授業や講演など受け持つのですが、この学校薬剤師さんの作る危険な薬物の説明用モデルなどがとても良く出来ていて感心するのです。怪我とか、むし歯とか、イメージしやすいものではなく、空気の汚れとか、無個性な錠剤とかの危険性をどうやって伝えるか、コミュニケーション能力の高さがこういった素晴らしい作品を作るベースになっているのかもしれませんね。大嶋(Osato)様、貴重な作品の掲載をご快諾いただきありがとうございました。(^^)








 

2022年8月1日月曜日

『8月・・ととのう 葉月』


 恒例となっている夏イベント!新型コロナウィルス第7波ということもあり小規模ですが、テーマは大きく「世界平和」。
ひまわりをシンボルとして待合室や診療室を「ととのえて」いただきました。飾り付けに苦労しているスタッフを心の中で120%↗︎慰労しつつ、私は白衣から「かりゆしウェア」に着替えて診療するだけです。 来院される患者さんも巻き込むこのイベントが始まると、社会と繋がっているような充実感があり、自身の気持ちが前向きになれるのです。 世界がクールダウンすることを願いつつ(壁のオブジェの保冷バッグに掛けました)私の酔狂にお付き合いいただいている皆さんに感謝です (^。^)

2022年7月1日金曜日

『7月・・思い出と今の気持ち 文月』

 1970年に日本で公開された映画「ひまわり」は、当時、映画雑誌「スクリーン」などで人気だったイタリアの俳優、ソフィア・ローレンさんとマルチェロ・マストロヤンニさんの主演で好評を博し、テレビでも幾度か放送されたので、ご覧になっている方も多いと思います。戦闘シーンはなく、戦争の悲惨さをことさら取り上げているわけではありませんが、あきらめきれない別れや生きていくことの意味を考えさせてくれた思い出深い作品です。絵画のようなイラストを渾身の筆で描いてくださった相馬氏、月刊カッセの田中氏に感謝しつつ世界の安寧を祈ります。


2022年6月1日水曜日

『6月・・外身が主役 水無月』


 先月から引き続いて・・・カウンセリングルームの殺風景な壁に絵を飾ってみました。

20年以上前になりますが、観光地でコアウッドの額縁が気に入り買い求めた品です。硬質で美しい模様があるコアの木。古代よりカヌー、家具、工芸品など文化や生活に重要な役割を果たしてきたそうです。その「コアの森」が、生育環境の悪化で急速に姿を消しているとのこと。

そこでハワイ島にコアの森を再生しようと「コアの木植樹プロジェクト」が立ち上がり、千本植樹を目指しているそうです。コアには窒素固定作用(土壌中で動植物の生育を助ける働き)があったり、また2本のコアの木で家族4人の1年間に必要な酸素を作り出すという試算があるくらい地球にもたらす効果大!!

まさにSDGs(Sasutainable Development Goals 持続可能な開発目標)ですね(^^)v

2022年5月1日日曜日

『5月・・私の劇的ビフォーアフター 皐月』

 私事ですが...数年前までテレビ朝日で毎週放送されていた「大改造!!劇的ビフォーアフター(現在も5chで非定期的に継続中)」という番組が大好きで、今でも加藤みどりさん(サザエさんの声優)のナレーション「なんということでしょう!」という言葉が思い出されます。この度、長年にわたって散らかし放題のカウンセリングルームを改装いたしました。

4月までの部屋は、正面の本棚に(恥ずかしくて映せません)資料や事務書類、いつか読もうと取っておいた文献、その他モロモロやらがぎっしりと詰まって溢れかえっていた状態をブラインドで隠しておりました。そこで引戸をつけた奥の棚やサイドボードを設置し収容能力アップでスッキリ!ときめきの魔法のこんまりさんに見てもらいた~いくらいです(^^;

(有)エム・ディー・ラボさん、ご協力ありがとうございました。

                  2022年4月

                  2022年5月

2022年4月1日金曜日

『4月・・少しずつ前へ 卯月』

 こう言った話題に皆さんがご興味あるのかはわからないのですが、今月も学校歯科のお話です。今年で56回を迎えた東京都学校歯科保健研究大会ですが、一向に終息の兆しを見せない新型コロナウイルス感染拡大のために、昨年に続きwebによる動画配信形式にならざるを得ませんでした。ただ、今回は新しい工夫がちりばめられているのです。まず、会場を1500名が収容できる文京シビック大ホールから200名規模ながら映像設備の充実したTKPガーデンシティPUREMIUM神保町に移し、撮影スタジオに設えていただきました(張り付けた動画はお仕事中の技術スタッフの皆さんです)。カメラを3台用意してできるだけスピーディに場面を切り替えたり、幕間(という言葉が当てはまるかはわかりませんが)には協賛企業の動画を流したりして、ちょっとテレビ番組風になっていると感じたのは私だけ?。今後さらにブラッシュアップされていくと思いますので是非ご覧いただき(大会の様子は下記URLで4月末まで視聴できます)ご感想やご意見など頂ければ幸いです。(^_-)-☆

https://www.tasd.or.jp/01-00_220307.html


2022年3月1日火曜日

『3月・・まだまだこれからです 弥生』

 最近、金沢医科大学耳鼻咽喉科学教授の三輪高喜先生のコラム「嗅覚異常を発見し、認知症を未然に防ぐ」を拝読しました。以下はその抜粋です。

嗅覚の衰えは男性60代から、女性70代からと言われているそうですが、嗅覚テストの事前アンケート調査では、自身の嗅覚が衰えていると回答する人は4割程度。なかなか自覚するのは難しいとのこと。そこで嗅覚低下により、腐ったものの判別ができずに食中毒やガス漏れ等の命に係わること以外に軽度認知障害を発見する手がかりにもなるそうです。その他、味覚異常も認知症の発症と結びついているといわれています。

においと味は密接な関係ですね。
手前味噌になりますが、東京都学校歯科医会で平成31年発行の「においの科学」知っておきたい口臭のABC(副題)の中で嗅覚を鍛えようというコラムがありました。
①しっかり意識してにおいを感じとる
②自分の好きなにおいを数種類選んで一日に数回嗅ぐトレーニング
嗅覚は個人差が大きく20代でピークを迎える感覚ですが、訓練で復活!鍛えれば若返りも可能!これは、ちょっと嬉しくなりませんか?

          

2022年2月1日火曜日

『2月・・やっちまったなぁ 如月』

 今回は新年の抱負ではなく、早々にやらかしてしまった一件。

 年をまたぎ心痛の思いで待っていて、ようやく戻ってきた写真のハードディスク(正確にはその右に小さく映っているUSBメモリが待ちわびた代物)。診療室のデータを一元化すべく、ハードディスクひとつに記録保存していたところ・・・昨年末これが壊れました(_;)

長く使っていたハードディスクなので注意すべきと思いながらも、内蔵された2枚のディスクでデータを自動的にバックアップする高性能な機能に頼りきりで、つい油断。前駆症状(ある病気が起きる前兆の症状のこと)としては、「読み書きに少し時間がかかるなぁ」程度のことでついつい放置。そしてついに数日後、全くアクセス不能となりました。

不安的中「まさか!」と思って近づけば、”シュリシュリ”と擦れるような音がしているのですぐさま電源off、胸に抱きしめ向かった家電量販店で「数年前からBUFFALOがデータ復旧サービスを始めたので頼ってみては?」とアドバイスをいただきました。依頼申し込みから1ヵ月余り、調査報告のたびに症状の重篤化が明らかとなり、対価はup↑で気分はdawn↓はらはらドキドキの年末年始を過ごし、ようやく復旧したデータがUSBメモリに収まり戻ってきました。とはいえ、完全に元通りの状態ではなく、ばらばらのジグソーパズルを組み合わせるような作業が残っているので完全体になるまでは長い道のり。それでも助かったデータがあるのは救いですし、自分のしでかしたことを反省するよい機会と、前向きに考えています。バッファローデータ復旧センター(東京)様、本当にありがとうございました。

大事なデータは必ず自分でバックアップすることを心に決めた事件でした。(>_<)

2022年1月1日土曜日

『1月・・2022年(令和4年)睦月』

 
 1月の過去ログのイラストを順に見てくると、だんだんゴージャスになっているなぁ。今回は5匹からなる寅が登場!イラストレーターの相馬さん、月刊カッセ田中CEO!例年にも増しての力作をご提供いただき誠にありがとうございました。さあ、今年最初のブログです。
九星気学の「五黄土星」と十二支の寅年が重なるのは36年に1回。ちょっとだけノスタルジー物思いにふけって...さあ~1年幕開け、今年も頑張りますのでよろしくお願いいたします(^^)