最近、金沢医科大学耳鼻咽喉科学教授の三輪高喜先生のコラム「嗅覚異常を発見し、認知症を未然に防ぐ」を拝読しました。以下はその抜粋です。
嗅覚の衰えは男性60代から、女性70代からと言われているそうですが、嗅覚テストの事前アンケート調査では、自身の嗅覚が衰えていると回答する人は4割程度。なかなか自覚するのは難しいとのこと。そこで嗅覚低下により、腐ったものの判別ができずに食中毒やガス漏れ等の命に係わること以外に軽度認知障害を発見する手がかりにもなるそうです。その他、味覚異常も認知症の発症と結びついているといわれています。
においと味は密接な関係ですね。
手前味噌になりますが、東京都学校歯科医会で平成31年発行の「においの科学」知っておきたい口臭のABC(副題)の中で嗅覚を鍛えようというコラムがありました。
①しっかり意識してにおいを感じとる
②自分の好きなにおいを数種類選んで一日に数回嗅ぐトレーニング
嗅覚は個人差が大きく20代でピークを迎える感覚ですが、訓練で復活!鍛えれば若返りも可能!これは、ちょっと嬉しくなりませんか?