杉並区では児童生徒に対して、手洗いとうがいを励行するように指導しています。
そして、給食後の歯みがきにも力を入れているのです。
その結果、インフルエンザの罹患率は都内屈指の低さに抑えられています。行政の後押しを受けて、校長先生や養護の先生がデザインした習慣づけがこういった成果を生んだのだと思います。
健康は、学校や家庭、そして子どもが暮らす地域の後ろ盾があって初めて実現が可能であり、健康に過ごす姿勢を子どものうちに身に付けさせることが大切です。
こういう意味では杉並区は先進的とも言えるでしょう。歯みがき自体が健康にどう働くのか、細菌学の先生はいくつかの証拠を見つけて紹介しています。ただ、それだけで風邪の予防をすることはできません。杉並区があげた成果は「体を清潔に保つ」という行動の一環として、うがいや手洗いそして歯みがきを行い、生活のリズムを整えた故にもたらされたのだと思います。
そして歯みがきをする時も「大切な自分の体の手入れをしている」という意識をもって行うと、磨き方にも少し変化が出てきて上手になりますよ。(^÷^)
この食後の歯磨きを杉並区で始めたのは当時区長でいらした山田宏氏(現参議院議員)です。増え続ける医療費を抑えるため病気の予防に役に立つものはないかと悩んでいたところ、杉並区歯科医師会の会長だった高橋英登先生の話を聞いて思い立ったそうです。カルトな裏話でした。
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